製図板や筆記用具のような最低限必要な道具の以外で、製図試験に効果的なグッズ・道具があれば教えて!
- 一級建築士の製図試験で役立つオススメの道具紹介
- オススメ道具の利点やメリットを詳しく紹介
など、一級建築士の製図試験で使っていただきたい道具について、あれこれ紹介・解説します。
この記事を書いている僕は、新卒で建築会社に就職し、一級建築士試験にも合格しました。そして試験合格後も個人的興味で毎年の試験課題を追っかけてる変人です。なお建築業界に明るい未来がイメージできないので、現在わりと建築は諦め気味です。いまではIT関連の仕事をあれこれやりながら、副業で小銭稼いで生きてます笑
もくじ
製図試験に持込みたいオススメ道具
ひとまずオススメ道具を紹介します。
下のとおりです。
- Hi-Uniの芯|全然折れない!時間ロス削減&イライラ解消
- 滑り止めマット|製図板の固定を合理的に
- 卓上ストップウォッチ|ストレスのない時間管理
- ウェットティッシュ|時間ロスを未然に防ぐ
- 関数電卓|面積計算・チェックを時短&正確に
主として、
- ロスする時間を徹底的に減らすこと
- ストレスのない正常なメンタルを保つこと
を目的とした道具たちです。
製図板や筆記用具は当然持参するとして、それにプラスアルファで役立つアイテムってイメージですね。
以下、順番にみていきます。
製図試験のオススメ道具を詳しく!
オススメ道具をくわしく紹介します。
製図試験の神道具①|Hi-Uniの芯
まずシャーペンの芯はHi-Uniの一択です。
Hi-Uniを勧める理由は、表現力とか完成品の見栄えとかそんな話じゃありませんよ。
この芯の魅力はちょっとやそっとの筆圧では折れないズバ抜けた硬さです。
「無事これ名馬」とはよく言ったもので、「折れない」というのは時間勝負のこの試験では絶対的正義です。
試験の終了が迫ったときに、焦って描いて芯が折れてまた焦る、という悪循環も防げます。
その時のイライラの蓄積を防げることでもメリットがありますよね。
製図試験の神道具②|滑り止めマット
突然ですが、ガムテープで机に製図板を固定する時代は終わりました。
滑り止めマットがガムテープの完全なる上位互換です。
ガムテープを使えば製図板が動かないようにガチガチに固定できますよね。
ただガチガチに固定できるという長所は、いざという時に動かせないという短所にもなります。
そうは言っても、何が起こるのか分からないのが製図試験です。
- 製図板いったん据えたけどポジションがどうしても気に入らない
- 製図板の下にシャーペンや消しゴムが転がり込んだ
とか、製図板を動かしたい状況がいつ訪れても不思議はありません。
6時間30分もの間、製図板をガッチガチに固定できる保証はないですよ。
それから試験会場によっては、机へのガムテープ貼付けが禁止されることもあります。
試験元としてオフィシャルにではなく会場判断で、ということですね。
その点、滑り止めマットは、
- (1)横滑りには強力
- (2)上下方向はフリー
と、ガムテープに求めていた機能を保ちつつ、フレキシブルな対応が可能です。
使わない手はありませんね。
ちなみに「試験当日の携行品」は下記のとおりです。
b 携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆(解答するに当たり、蛍光ペン・色鉛筆で作図しないで下さい。)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになるものは不可)、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能の使用は不可)
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター
なんとも曖昧な表現です。
書いているままですが、他の受験者の妨げにならないよう、お気をつけ願いますね。
マットの下にカンペを忍ばせていた不届き者のせいで、現在は滑り止めマットの敷き込みが使用が禁止されているようです。禁止されているのはマットを「敷き込む」行為なので、チョキチョキ切って製図板と机の接着面に「挟む」ようにすればOKです。
製図試験の神道具③|卓上ストップウォッチ
試験当日の6時間30分を想定した課題にトライするとき、時間経過はどのようにチェックしていますか?
- (1)試験当日と同じ11:00に課題スタート → ほとんどいない
- (2)時計の針を11:00に合わせて課題スタート → たまにいる
- (3)ストップウォッチで計測する → ほとんどこれ
という具合でしょうかね。
(1)と(2)の手法では、試験本番でも時計を見れば、普段どおりのペースのなのか瞬時にわかりますね。
しかし(3)は、自分が今どのペースなのか時計を見ただけでは把握できません。
時計の時刻を、経過時間に換算する必要があります。
これ地味にストレスですよ。
また、このとき時間計算間違えた!なんて声もよく聞きます。
これを防ぐためには、いつもと同じ環境を作ればいいだけですね。
ストップウォッチを持ち込みましょう♪
試験も終盤に迫ると「腕時計を見る」という所作でさえ時間が惜しくなります。
そんな時間があったら線の1本でも引きたいですもんね。
ですのでストップウォッチは卓上タイプがオススメですよ。
目の動きだけで追えるように、製図板の横にセッティングするのがベターです。
さらに念押しで、試験当日の朝に新品の電池に交換して行きました笑
ここで再び「試験当日の携行品」を見てみます。
b 携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆(解答するに当たり、蛍光ペン・色鉛筆で作図しないで下さい。)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになるものは不可)、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能の使用は不可)
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター
携行品は出来るだけシンプルで、アラーム機能がオフにできるものを探さないといけませんね。
ただ、その条件で6時間30分を計測できる卓上ストップウォッチは、そうありません。
探し出した限り、全てを兼ね備えたものは下の商品くらいです。
なお、商品購入ページまで進むと「最大99分」と書いている場合もあります。
ですが、それはガセ情報です。表示切り替えで6時間30分も計測可能ですよ笑
製図試験の神道具④|ウェットティッシュ
作図中にどんなに注意しても、鉛筆汚れはあちこちに付着します。
自分の手が汚れたり三角定規が汚れたり、これが完成品の汚れの原因となるのでいち早く除去したいですね。
そんな時にはウェットティッシュが便利です。
後々になって作図の大きな汚れに気づき、消しまくる時間ロスを未然に防ぐことにもなりますね。
ちなみに、ウェットティッシュは速乾性抜群のアルコールタイプが断然オススメです。
円柱状のボックス型タイプよりもハンディタイプがコンパクトで使いやすいですよ。
製図試験の神道具⑤|関数電卓
それじゃ、しつこいですが「試験当日の携行品」を見てみます。
b 携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆(解答するに当たり、蛍光ペン・色鉛筆で作図しないで下さい。)、滑り止めマット(他の受験者の妨げになるものは不可)、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能の使用は不可)
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター
これまた微妙な言い方ですが、関数まではOKと書いているので大丈夫でしょう。
僕の実績では関数電卓を持ち込んでアウトになった事はありません。
関数電卓のオススメ理由は関数が使えることではありません。
↑これですよ、これ笑
- 掛け算でも引き算でも、面積表に書いたままの式で計算できる
- 計算式をディスプレイ上でチェックできる
- 過去の計算履歴が確認できる
と関数電卓は、計算式の入力手間を軽減できる上にチェック機能まで兼ね備えています。
面積の間違いは図面との不整合とジャッジされ、一発失格の危険性もあります。
それだけ面積計算は超重要ミッションです。ミスしないように確実な手法を選択したいですね。
【番外編】製図試験オススメ道具【教材】
ついでに製図試験学習おすすめのテキストを紹介します。
それがこちら。
エスキスに必要なノウハウは全てこの本に詰まっています!
というくらい名作のエスキス攻略本です^^
大手校に何年も通ってた僕にとっては、
っていうくらい斬新な、合理的でシステマティックな考え方です。
独学で学習している方にはもちろんおすすめですが、大手校に通っていらっしゃる方にも全力で紹介したい攻略本です。
試験勉強に疲れたらマンガで息抜き、、しながらもお勉強をどうぞ!
一級建築士の道具|まとめ
以上、一級建築士製図試験のオススメ道具についての紹介・解説でした。
以上です。